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押さえるべきパチンコ店のインバウンド対応(第3回)

こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。
前回の記事では、パチンコ店のインバウンドにおける現状とインバウンド対応のポイントについてご紹介しました。

  押さえるべきパチンコ店のインバウンド対応(第2回) 2024年の訪日外客数は年間約4000万人となり、過去最多を記録。 2025年もインバウンドは日本経済にとって非常に重要な柱のひとつとなっています。パチンコ店のインバウンド対応の現状と、対応するうえで押さえておきたいポイントについて考えていきたいと思います。 ONEHALLサービス サイト

今回は、パチンコ店のインバウンド対応にて九州エリアで成果をあげている店舗の実例をもとに、インバウンド戦略におけるヒントをご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.インバウンド対応で成果をあげたパチンコ店の事例
    1. 1.1.事例1:九州(福岡)のパチンコ店
      1. 1.1.1.■インバウンド対応
      2. 1.1.2.■訪日客の来店属性
      3. 1.1.3.■インバウンドの課題
      4. 1.1.4.■集客効果における要因
    2. 1.2.事例2:九州(博多)のパチンコ店
      1. 1.2.1.2025年2月の月間アクセスデータ(集計期間は2/20までの20日間)
  2. 2.PAPIMOnavi(多言語対応)のサービス
  3. 3.まとめ



インバウンド対応で成果をあげたパチンコ店の事例

事例1:九州(福岡)のパチンコ店

※駅から徒歩で来店可能。近隣にホテルがあり交通の便が良い。

■インバウンド対応

・パチンコ・パチスロ台の操作ガイド
・機種の遊び方ガイド(内製とPAPIMOnaviで対応)
・多言語スタッフ(韓国語対応)
・店外/店内掲示物(韓国語対応)
・会員専用ツールの配布
・HPの開設、SNSでの発信
・外貨両替機の導入

■訪日客の来店属性

・インバウンド対応における稼働成果は3割増
・来店傾向として95%が韓国人で、その他の国籍は5%程度
・来店客(インバウンド)の約5割が遊び方を知らない
・観光目的もいるがパチンコ目的の来店者が多い
・遊技の使用金額は糸目をつけず遊技している印象
・短時間ではなく長時間遊技の人も多く、朝から並んでいることがある
・遊技台はアニメ系(北斗の拳や花の慶次など)に連動している傾向
・店舗や機種の情報は、「YouTube」「Kakaoのオープンチャット」「Naver」から情報を得ている人が多い


■インバウンドの課題

言語の問題
・一般的な遊び方とルールが伝えることが大変
(遊び方がわからないため、カウンターに遊び方を聞きに来ている)
・遊び方情報を新台ごとに伝えるのは物理的に難易度が高い
集客施策
さらに遊技ファンを増やすための広告宣伝、認知活動の拡大手法の模索

■集客効果における要因

店内にいる訪日来店客に話を伺ったところ、来店のきっかけは「友人からの紹介」が最も多く約7割でした。店舗や機種の情報はメディアやSNSから得ていることを考えると、口コミやWEB媒体などから話題を生み「人(訪日客)が人を呼ぶ」サイクルが集客に結びついた結果、新規客や固定客(リピーター)の獲得に成功した店舗であると言えます。

特に韓国では、2006年までパチンコが合法であった背景から、他の国より韓国の方にはパチンコが馴染み深い娯楽であることも影響しているようです。

また、課題としてあげられている「遊び方情報」の対応は、もともと自店である程度の韓国語対応をされていました。しかし、他の言語で対応が難しいことや、対応における分析ツールとしてONEHALLのソリューションサービス「PAPIMOnavi」の中国語と英語が導入されており、更なる施策の分析に活用されています。

では、「PAPIMOnavi」を導入している別の店舗様で実際のアクセスデータからどのようなことが見えてくるのか少しご紹介したいと思います。


事例2:九州(博多)のパチンコ店

「PAPIMOnavi(日本語・韓国語)」を導入

2025年2月の月間アクセスデータ(集計期間は2/20までの20日間)

・総アクセス数は、1,200PV(そのうち350PVが韓国語)を閲覧
・韓国語版のユニークユーザー数は120UU(一人あたり3ページ程度を閲覧)
・350PVのアクセス内訳をみると、アニメやゲームなどの機種が多い

この店舗では、全体アクセスの約1/3が韓国語を基本言語にしている人であることがわかります。ユニークユーザー数は、特定の期間内にWebサイトを訪れた個別のユーザーの数を示す指標ですが、同じユーザーが複数回アクセスしても複数回カウントはされないため、データから来店人数の予測も可能です。
ここから更にアクセス内訳をみると、アクセスした機種のうちアニメやゲームなどの閲覧が多いことから、人気機種を把握しておすすめ機種を紹介するなどの傾向分析にも活用できます。

このように、PAPIMOnaviは多言語に対応した「遊び方情報」の提供だけでなく、どういったお客様が、どの程度サイトにアクセスし、どのようなページを閲覧しているのかなどを測定することが可能なため、インバウンド施策におけるデータ収集と分析にも役立てることが出来ます。


PAPIMOnavi(多言語対応)のサービス

遊び方ガイドは、[日本語][韓国語][中国語][英語](2025年1月時点)に対応しています。
お客様のスマートフォン端末(iOS/Android)で設定している基本言語にそって遊び方ガイドが自動で変換されるため1つのQRコードの設置で、お客様も店舗側も、手間なくサービスが利用できます。

  PAPIMO navi | ONEHALLサービスサイト 遊技ガイドはデジタル化で省人化・省力化をしつつインバウンド需要にも即座に対応 ONEHALLサービス サイト

また、今は対応を検討していない店舗様でも、この先を見越して日本語版のPAPIMOnaviを導入しておけば、いざインバウンド対応を行う際にも多言語対応がスムーズに出来ます。



まとめ

今後のインバウンド事情を考慮すると、最低限必要な多言語対応からはじめ、店舗でやるべきことを広げていくことがインバウンド施策のポイントとなります。
インバウンド対応では明確なターゲット戦略を持たないと、単発の集客に終わることもあります。
まず、対応における店舗の手間をなるべく軽減するために自店にあったソリューションの活用からはじめ、地域性やその属性についてデータを分析し展開していくことが重要です。
 
パチンコ店のインバウンド集客に対してご興味のある店舗様、今は他社の遊び方ガイドを活用しているが、利便性や将来性などでPAPIMOnaviに関心をもっていただいた店舗様など、ご相談でも構いませんので、ぜひお近くの営業担当、もしくは下記お問い合わせよりご連絡ください。

ONEHALL編集部
ONEHALL編集部
遊技データサービスを企画構築するグローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社のスタッフ。Webマーケティングにまつわる有益な情報や用語等、ホール様に提供することを目的としています。
ブログ内容やサービスに関するお問い合わせは以下まで

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