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押さえるべきパチンコ店のインバウンド対応(第2回)


こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。
前回の記事では、昨年過去最多を記録した訪日外客数の推移や、国別訪日客の内訳、地域ごとのランキングなど、マクロなデータから日本のインバウンドについての動向をご紹介しました。

  押さえるべきパチンコ店のインバウンド対応(第1回) 2024年の訪日外客数は年間約4000万人となり、過去最多を記録。 2025年もインバウンドは日本経済にとって非常に重要な柱のひとつとなっています。訪日外国人旅行者の消費による経済効果は、パチンコ業界にも見込めるのでしょうか。 ONEHALLサービス サイト

 
今回は、前回に引き続きパチンコ店のインバウンド対応の現状と、対応するうえで押さえておきたいポイントについて考えていきたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.パチンコ店のインバウンド対応の現状
  2. 2.パチンコ店のインバウンド対応で問題とされているもの
  3. 3.インバウンド対応におけるステップの最適化
    1. 3.1.STEP1.多言語対応の最適化(最低限必要なツール)
    2. 3.2.STEP2.多言語対応の最適化(あった方が良いもの)
    3. 3.3.STEP3.より効果を高めるための集客戦略(施策)
  4. 4.必要最低限なツール
    1. 4.1.「基本操作ガイド」
    2. 4.2.「機種の遊び方ガイド」
  5. 5.デジタル遊技ガイド「PAPIMOnavi」の多言語対応
  6. 6.まとめ


パチンコ店のインバウンド対応の現状

観光地やホテル、飲食系の産業は訪日観光客の増加に伴い積極的な対策を進めていますが、パチンコ店では誘致の受け入れ体制が十分に整っていない状況と言えます。

業界特有の問題も背景としてありますが、今後の訪日観光客の増加をビジネスチャンスと捉えると、新たな顧客層の取り込みは必要であると考えます。


パチンコ店のインバウンド対応で問題とされているもの

まず、訪日観光客がパチンコ店に来店する際の課題を見ていきます。

①言語の壁
・多言語対応できるスタッフの不足
②入店のハードル(外観・雰囲気)
・パチンコ・パチスロを遊ぶまでの過程が複雑で、直感的にわかりにくい
③「パチンコ=日本文化」と認識されていない
・日本独自のアクティビティとしての提案がサジェストされない
④訪日観光客向けの集客が難しい
・観光客をどう呼び込むかの施策
⑤「賞品交換の仕組み」が海外客に理解されにくい
・暗黙の了解がハードルになる
⑥文化や法律の問題
⑦既存客との遊技共存

なかでも、①言語の壁は短期的に対応することが難しいため、最低限対応できる施策から着手するなど段階的に進めていく必要があります。


インバウンド対応におけるステップの最適化

では、具体的にインバウンド対策をする上での、必要な要素を段階的に見ていきたいと思います。

STEP1.多言語対応の最適化(最低限必要なツール)

・パチンコ・パチスロ台の操作ガイド
・機種の遊び方ガイド

STEP2.多言語対応の最適化(あった方が良いもの)

・店外/店内掲示物
・コミュニケーションツール(翻訳ソフトなど)
・多言語対応スタッフ

STEP3.より効果を高めるための集客戦略(施策)

・オフライン広告(駅などへの交通広告や看板)
・オンライン広告(Google広告等 ※国により制限あり)
・インフルエンサーマーケティング(海外YouTuber・旅行ブロガーとのタイアップ等)
・海外向けサイト・SNS(訪日観光客向け情報の発信)
・外貨両替機の導入(訪日観光客向け設備)

要素において特に重要な「多言語対応の最適化」は大きなポイントになります。
なぜなら訪日観光客が遊技をする際に(遊び方がわかる/遊び方を伝える)サポートが必要になるからです。


必要最低限なツール

まず、最低限必要とされる多言語対応ツールを見ていきます。

「基本操作ガイド」

「パチンコ・パチスロ台の操作ガイド」ですが、これは遊びの基本となるもので、多言語で一度作成してしまえば、店内の入口付近にパンフレット等で設置するなど比較的簡単に対応することが出来ます。

「機種の遊び方ガイド」

これは遊技台が「どのようなゲーム性」で「どうすれば当りなのか」が理解できないと、肝心の「楽しさ」を享受しにくいためです。
しかし「遊び方ガイド」は「操作ガイド」とは異なり、作成しても他機種に流用が出来ず機種ごとにPOPを作成する必要があるため、機種入替のたびに再制作をするのは厳しく更に多言語対応は難色を示す店舗様も多いです。

弊社のデータ活用ソリューション「ONEHALL」では、インバウンド対応において最低限必要とされるものの、手間とコストがかかり対応が難しい「遊び方ガイド」をオンラインで解消する「PAPIMOnavi」をリリースしており、インバウンド対応へのサポートをご提供しています。


デジタル遊技ガイド「PAPIMOnavi」の多言語対応

「PAPIMOnavi」の遊び方ガイドの店舗作業としては、台付近にQRコードを1回設置するだけで、お客様はそれを読み込むことで、簡単に機種の遊び方が閲覧できます。新台入替や台移動のたびにQRコードを貼り替える手間もなくPOP制作や制作コストも削減できます。


(デモサイト、≡から言語を選択できます)

また遊び方は、[日本語][韓国語][中国語][英語](2025年1月時点)に対応しています。
利用されるお客様のスマートフォン(iOS/Android)の表示言語が、英語で設定していれば英語で、韓国語で設定していれば韓国語で遊び方が表示されます。店舗側としても導入後に手間をかける必要がありません。

(多言語対応は言語ごとのご契約ができます)



まとめ

訪日観光客が訪れる地域性は、前回の記事でもご紹介したとおり違いが見られています。

日本のインバウンド対応は、観光客数のデータから多い言語での対応が一般的ですが、全言語に対応していなくても、「自店の店舗にどういった国の観光客が多いのか」を確認して言語対応を検討してみるなど、店舗の傾向を把握してインバウンド施策のヒントにしていただくことも良いかと思います。

また、今は対応を検討していない店舗様でも、この先を見越して日本語版のPAPIMOnaviを導入しておけば、いざインバウンド対応を行う際にも多言語対応がスムーズに出来ます。

次回は、インバウンド対応で成果を上げているパチンコ店様の実例を元に、訪日客の属性や来店動向についてご紹介します。


ONEHALL編集部
ONEHALL編集部
遊技データサービスを企画構築するグローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社のスタッフ。Webマーケティングにまつわる有益な情報や用語等、ホール様に提供することを目的としています。
ブログ内容やサービスに関するお問い合わせは以下まで

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