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TwitterからXへ。何をしておくべき?

日本普及率は8,270万(82%)、2024年末は8,388万人とも言われており、その中の50%以上が利用しているTwitter。その運営機関が変更ののち、サービス名称もXに変わりました。

「X(旧Twitter)と大差ないとは言ってたけど、運営上何に気を付けていたらいい?」
「リスクを回避するために今やっておけばいいことは?」
「遊技業界だからこそ気を付けないといけないことは?」

など、利用するみなさんのために、気をつけるべき点をお伝えします。


目次[非表示]

  1. 1.X(旧Twitter)サービスの特徴
    1. 1.1.▼機能的な特徴
    2. 1.2.▼ファンが利用する理由
    3. 1.3.▼店舗が利用する理由
  2. 2.Xに代わったことで何が起きているの?
  3. 3.リスク回避のためにやっておくべきこと
  4. 4.匿名性が高いプラットフォーム例と遊技業界が注意すべき点
    1. 4.1.Tiktok(ティックトック)
    2. 4.2.Threads(スレッズ)
    3. 4.3.Misskey(ミスキー)
    4. 4.4.最後に
  5. 5.まとめ

X(旧Twitter)サービスの特徴

話を始める前に、パチンコホールやファンの視点からX(Twitter)の特徴、ファン及びホールが利用する理由を再度まとめてみました。

<月間アクティブユーザー数>
​日本 4,500万人(2017年)


▼機能的な特徴

・140文字・画像4枚または動画2分半程度であれば、無料で投稿ができる
・ハッシュタグやIDを使って検索ができる
・好きな人をフォローして情報を収集できる
・世界中のユーザーと交流がはかれる
・無料で多くの人にハッシュタグと紐づけて多くの人に情報を伝えることができる


▼ファンが利用する理由

・無料で利用ができる
・匿名性を保ったアカウント作成
・フォロー・ハッシュタグを巡れば続々と情報が流れてくる
・同じ趣味を持つ仲間とのコミュニケーションがとれる
・ホールやメーカー、演者さんと直接のやり取りが可能


▼店舗が利用する理由

・パチンコスロットに興味がある人へ情報を届けることができる
・多くのフォロワーへの情報拡散が可能
・ユーザーの反応を計測できる
・自社サービスとシステム連携が簡単にできる
・以上のことが無料でできる


アカウントを1つ作るだけでファンは情報収集やコミュニケーション、店舗側は情報拡散や分析が行える、というわけです


Xに代わったことで何が起きているの?

最近Xには変化が生じています。その変化の中心にあるのは、サービスの仕様やルールが突然変わってしまう点。このような変更が、利用者にとって不都合や困惑をもたらしています。

例えば

①投稿の閲覧順が「最新順」から「人気順」に変更 

→店舗にとって、情報の質関係なくバズらないと多くの人に届きづらくなってしまった

詳細は【速報】Twitterのアルゴリズムが公開、企業アカウント運用者が確認すべきポイントは?(PAPIMOブログ)


②無料アカウントの閲覧制限やDM制限の導入

→ ユーザーの情報収集やコミュニケーションが制限されてしまい不便になった

詳細はTwitter、Blueに加入しないとDMを1日当たり20件までに制限(ITメディアニュース)


23/8/20現在もアカウントが突如停止されたり、過去のデータが消失するなどの報告も。これにより、ユーザーや店舗がこれまで蓄積してきたデータやノウハウが失われる恐れも生じています。


リスク回避のためにやっておくべきこと

では、このようなリスクを回避するにはどうすればよいのでしょうか。現状の答えは「複数のプラットフォームに登録する」こと。

すでに、X以外のプラットフォームに移動し始めているファンもいます。InstagramやFacebookなど、実名ベースのSNSも存在していますが、パチンコファンなどは匿名性を重視する傾向があるため、そのニーズに合ったプラットフォームの選定と登録が求められます。

今のうちから特性を把握し、一部投稿を試みる、運用を開始するとなかなかやめられないので運用体制を整えておくなどが必要です。


匿名性が高いプラットフォーム例と遊技業界が注意すべき点

主に3つのサービスを取り上げますが、世界のプラットフォーム上での規約は特に注意が必要です。

特に海外ではパチンコスロットを「ギャンブル」として取り扱うケースが多く、日本では問題ない内容でも海外プラットフォームでは制限がある場合があります。


Tiktok(ティックトック)

https://www.tiktok.com/

テキストが主流の中、TikTokは2016年に中国でリリースされた短い動画SNSです。数十秒程度の動画に音楽やエフェクトを加えることで、誰でも簡単に動画を投稿できます。この手軽さが受け入れられ、主に10代と20代の間で大変人気となりました。日本ではTikTokはTwitterに次ぐSNSの1つとして認知されています。


<月間アクティブユーザー数>

​日本 1,700万人(2021年)


▼メモ

注目のデータとして、TikTokのユーザーの平均年齢は34歳で、特に30代、40代の男性ユーザーの増加が見られます。

  TikTokマーケティング戦略を徹底解説!【TikTok集客】 本記事ではTikTokマーケティングについて解説します。TikTokを集客ツールとして活用したいものの、なかなか成果が出ないTikTok運用で悩んでいる方のためにマーケティング運用のポイントを解説しています。SNS運用担当者必読の内容です。 マーケドリブン | マーケティングの基礎と実践を学ぶ


〇Twitterとの違い

TikTokは動画中心のプラットフォームで、タグやおすすめ機能を活用して連続してコンテンツを視聴できます。フォローフォロワーの数よりも、投稿内容の面白さや使用するタグ・エフェクト・音楽が重要となり、魅力的なコンテンツで注目を集めるチャンスが増えます。


〇気を付けるべき点

①TikTokでの投稿時、特に著作権に関する問題に気を付ける必要があります。例えば、音楽のBGMの利用には注意が必要です。

②規制対象品としてのギャンブルについてのルール

③18歳未満に不適切なコンテンツは、おすすめに表示されにくくなる

https://www.tiktok.com/community-guidelines/ja-jp/regulated-commercial-activities/

パチンコは国際的にギャンブルのカテゴリーに分類されることが多く、投稿の内容や、パチンコ台から流れる音楽をメインに使用することで問題が生じる可能性があります。


Threads(スレッズ)

https://www.threads.net/

メタ社(Facebook/Instagramの提供元)が2023年7月にリリースしたテキスト中心のSNSで、Instagramチームが立ち上げました。一時期Twitterの先行きが不透明になった際、このSNSは次の本命と目されました。

基本的な利用イメージは他のSNSと似ていますが、文字数や投稿できる画像・動画の数など、Xよりも多機能です。 詳細について見てみましょう。


▼メモ

リリース後の5日間で、世界中で1億人がThreadsをダウンロードしたとのこと。しかしながら、利用者数はその半分以下に落ち込んだとの報道があります。

  新アプリ「スレッズ」の利用者数が半分以下に、ザッカーバーグ氏が従業員に発表 - BBCニュース 米メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は28日、運営する新しいソーシャルメディア「Threads(スレッズ)」の利用者が半分以下になったと述べた。 BBCニュース


〇Twitterとの違い

・無料アカウントでは、最大500文字の投稿やリンク、最長5分の動画、もしくは10枚の画像が投稿可能です。
・フォロワー数は表示されますが、自分がフォローしているユーザーは公開されません。
・検索可能なのはユーザー名のみです。
・将来的には、他のSNSとの連携が可能になる計画があります。

Xが他のプラットフォームとの連携を避ける一方で、スレッズは積極的に連携を模索しており、新しい機能の追加によって新たなシナジーが期待されます。

  テキストでつながる新しいアプリ、「Threads(スレッズ)」をローンチ | Metaについて マーク・ザッカーバーグは7月5日(米国時間)、Instagramチームが開発した、テキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」の初期バージョンを発表しました。クリエイターでも、気軽に投稿したい人でも、リアルタイムの近況や他の利用者との会話を楽しめる新しい場を提供します。今後、オープンで相互運用可能なソーシャルネットワークがインターネットの未来を形作ると考えており、Threadsもそのような互換性を持つようになる予定です。 Threadsについて: Instagramチームが開発した新しいアプリで、テキストで近況を共有したり、他の利用者との会話に参加したりすることができます Instagramアカウントを使ってログインすることができ、最大500文字で投稿可能。リンク、写真、最長5分の動画も投稿することができます 今後、オープンで相互運用可能なソーシャルネットワークがインターネットの未来を形作ると考えており、Threadsも近いうちに互換性を持つようになる予定です Instagramは、世界中の何十億もの人々が写真や動画を通じてつながっているプラットフォームです。利用者が自分のアイディアを表現できるポジティブでクリエイティブな場を作るために、Instagramの強みを活かしながら、さらにテキストでの共有を取り入れたのがThreadsです。ThreadsでもInstagramと同じように、興味関心が近い友達やクリエイターをフォローし、つながることができます。もちろん、Instagramでフォローしているアカウントだけでなく、さらに多くの人たちをフォローすることも可能です。また、安心安全に利用するための既存の機能や、利用体験を管理するためのツールなども利用できます。 Instagramから会話に参加する Threadsを始めるのは簡単です。Instagramアカウントを使ってログインすると、ユーザー名と認証がそのまま引き継がれます。Threads専用にプロフィールをカスタマイズすることも可能です。 16 歳未満(一部の国によっては18歳未満)の利用者は、Threadsに参加すると、デフォルトで非公開アカウントに設定されます。Instagramでフォローしているのと同じアカウントをフォローするかを選ぶことができるほか、自分と同じ興味関心を持つ人たちを新たにフォローすることもできます。スクリーンリーダーのサポートやAIが生成する画像説明など、Instagramで利用可能なアクセシビリティの主な機能は、Threadsでも有効です。 Threadsのフィードには、利用者がフォローしている人々の投稿や、まだ発見していないクリエイターによるおすすめのコンテンツが表示されます。投稿は500文字までで、リンク、写真、さらに最長5分の動画も投稿することが可能です。Threadsの投稿は、Instagramストーリーズに簡単にシェアしたり、他のプラットフォームにリンクとして投稿することもできます。 ノイズを消して安心安全に利用 Threadsは、ポジティブで生産的な会話を可能にするツールとして開発したものです。自分をメンションできる人や、Threads上で自分に返信できる人を管理することができます。Instagramと同様に、非表示ワードを設定することで、特定の単語を含む返信が表示されないようにすることも可能です。また、誰かのフォローをやめたり、ブロック、制限、報告したいときは、その人の投稿やプロフィール画面にある「・・・」のメニューから選択することができます。 Threadsにおいても、Metaが提供するすべてのプロダクトと同じように利用者の安全に真摯に取り組んでおり、アプリ内のコンテンツとインタラクションについては、Instagramのコミュニティガイドラインを適用します。2016年以来、利用者を保護するために必要なチームとテクノロジーの構築に160億ドル以上を投資しており、業界をリードするインテグリティへの取り組み推進と、コミュニティを保護するための投資に引き続き注力していきます。 相互運用可能なネットワークとの互換性 Threadsは近日中に、World Wide Web Consortium(W3C)によって構築されたオープン・ソーシャル・ネットワーキング・プロトコルであるActivityPubに対応する予定です。これによって、MastodonやWordPressなど、ActivityPubプロトコルをサポートする他のアプリと相互運用が可能になり、ほとんどのソーシャルアプリでは不可能な、新しいタイプのつながりが生まれるようになります。Tumblrを含む他のプラットフォームも、将来的にActivityPubプロトコルをサポートする計画をすでに発表しています。 また、Threads上のオーディエンスについて、利用者がより自由に管理できるように取り組んでいきます。ActivityPubと協力することで、Threadsの利用をやめた後、自分のコンテンツを他のサービスに移行するオプションを提供する予定です。今後のビジョンは、互換性のあるアプリを利用している人々であれば、Threadsのアカウントを持っていなかったとしても、Threads上で他の人をフォローしたり、交流したりすることを可能にする(あるいはその逆)ことで、多様で相互接続されたネットワークの新時代を先導するものだと考えています。Threads上で公開アカウントを持っている利用者は、他のアプリからも自分の投稿が閲覧できるようになるため、追加の手間をかけずに新たなオーディエンスにリーチすることが可能です。非公開アカウントの場合は、Instagramでの体験と同じように、他の利用者からのフォローリクエストは承認制です。 オープン・ソーシャル・ネットワーキング・プロトコルの利点は、人々がお互いをフォローし合えることだけではありません。開発者は、他のオープン・ソーシャル・ネットワークに簡単にプラグインできる新しいタイプの機能やユーザー体験を構築することができ、イノベーションと実験のスピードを加速させることができます。各対応アプリは、独自のコミュニティ基準やコンテンツモデレーションポリシーを設定することができ、人々は自分の価値観にあわせたプラットフォームを自由に選ぶことができるようになります。私たちは、電子メールやウェブそのものを管理するプロトコルに似たこの分散型アプローチが、オンラインプラットフォームの将来において重要な役割を果たすと信じています。 Threadsは、オープンなソーシャル・ネットワーキング・プロトコルとの互換性を想定した、Metaにとって初めてのアプリです。急成長している相互運用可能なサービスのエコシステムに参加することで、Threadsが、利用しているアプリに関わらず、人々が自分たちのコミュニティを発見する一助となることを願っています。 今後の展開 Threadsは本日より、iOSとAndroid向けに100カ国以上で提供し、対象となる国の利用者は、AppleのApp StoreとGoogle Playストアからアプリをダウンロードすることができます。 今後も、ThreadsがActivityPubプロトコルと互換性を持つための取り組みに加えて、フィードに表示するおすすめコンテンツの改善や、トピックやトレンドをリアルタイムでフォローできるような検索機能など、利用者が自分の興味関心に近い投稿やクリエイターを発見しやすくなる新機能を導入する予定です。 Metaについて


〇気を付けるべき点

①ハッシュタグを使用することはできませんので、新しいユーザーを探すのが難しくなります。

②Instagramのアカウントが必須であり、その規約が基本的に適用されます。

③まだリリースしたばかりであり、これから仕様が変わっていく可能性があります。

Threads利用規約 | Instagramヘルプセンター

Instagram独自の色が残っており、ユーザーがどれほど移行するかは今後の注目ポイントです。


Misskey(ミスキー)

https://misskey.io

Misskeyは、2014年に日本の個人開発者によって創設されたオープンソース型のSNSプラットフォームです。オープンソース型は、「権利を主張せず、多くの人々と協力して成長するスタイルのサービス」を意味します。

有志たちは積極的にバージョンを更新し、必要な機能を追加してサービスを拡大しています。X社が不安定になった際、無料でかつ高い匿名性を持つ場所として、Misskeyは注目されました。

このプラットフォームも短文投稿型のSNSで、ユーザーインターフェイス似ているため使いやすいです。さらに、ユーザーのフィードバックを取り入れることや楽しい機能の追加により、独自の魅力があります。特に、5CHやニコニコ動画、そしてTwitterから移行したユーザーが新たな場としてMisskeyを選んでいます。


<ユーザー数>

​日本 370,000人(2023年8月)


▼メモ

日本最大のコミッションサービスSkeb社がスポンサーとなったことで話題となりました。

  Skebが分散型SNS「Misskey」のスポンサーに! コミッションサービス「Skeb」を提供するSkebは7月14日、Twitterに投稿する形で、分散型SNS「Misskey」のスポンサーになったと発表した。 マイナビニュース


〇Twitterとの違い
・最大3000文字で投稿ができます。
・画像動画だけではなく、オーディオなどもあげることができます
・リポストをリノート、ポストをノートという概念を持っています
・他人のリアクションをSlackのようにつけることができたりカスタム絵文字を作ることも可能です


〇気を付けるべき点

・オープンソースのため、何かトラブルが起きたときに企業としての対応ができない。
・企業体になった場合にTwitterからXになったと同様ルールが変わる可能性がある


最後に

まだまだ状況が不透明な中、私たちは2年半前からパチンコスロットファンのためのコミュニティサイトを実験的に運営しています。この取り組みは、日本発の遊技業界を知る企業が運営することで、ホール様やメーカー、そしてユーザーデータの保護や利活用ができるか確認する目的で始めたものです。

2030年頃にそのようなニーズが生まれると予想していましたが、思いの外早くその時が来たようです。もしご興味がございましたら、アカウントの発行なども承りますので、お気軽にお申し付けください。

https://moco.papimo.jp/

  パピモコ パチンコ・パチスロファンのテンションが上がった瞬間が集まる画像動画投稿サイト パピモコ | PAPIMOCO


まとめ

デジタルの世界では日々の変化が著しい中、さまざまなSNSやコミュニティサービスが注目を浴びています。TikTokは確かにその代表例として挙げられるでしょう。しかし、その他にも「Threads」はFacebook/Instagramの新しい取り組みとして、また「Misskey」は日本発のオープンソース型SNSとして、それぞれが独自の存在感を放っています。さらに、私たちが運営するパチンコスロットファン向けのコミュニティサイトは、業界の動向やユーザーのニーズに対応したサービスとなるよう実験を重ねています。これらのサービス全てが、ユーザーにとって新しいコミュニケーションの場となっています。時代にあわせた情報提供プラットフォームを積極的に利用していきましょう。


ONEHALL編集部
ONEHALL編集部
遊技データサービスを企画構築するグローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社のスタッフ。Webマーケティングにまつわる有益な情報や用語等、ホール様に提供することを目的としています。
ブログ内容やサービスに関するお問い合わせは以下まで

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