catch-img

「ネオアイムジャグラーEX」導入前に抑えるべき遊技者動向

こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。

現在、パチスロ市場においてノーマルタイプの中で不動のポジションを獲得している「ジャグラーシリーズ」ですが、本年9月に新台「ネオアイムジャグラーEX」が発売されます。背景には2020年に登場した6号機『アイムジャグラーEX』の検定切れを意識した後継機としての役割があり、従来のゲーム性を保ちつつ新たな演出や追加された機能が注目されています。


今回は、後続機の登場を前に、現在の市場にある「アイムジャグラーEX」の動向を台あたりと1人あたりのデータで把握して、新台を導入する際に予想される遊技者属性などを確認していきたいと思います。


目次[非表示]

  1. 1.パチスロ市場の「ジャグラーシリーズ」
  2. 2.『ネオアイムジャグラーEX』基本仕様
  3. 3.『ネオアイムジャグラーEX』台ビジュアル
  4. 4.市場動向(台あたり/人あたりデータ)
    1. 4.1.【アウト】
    2. 4.2.【売上】
    3. 4.3.【粗利】
  5. 5.市場動向(遊技者属性)
    1. 5.1.【性別】
    2. 5.2.【年代】
  6. 6.まとめ


パチスロ市場の「ジャグラーシリーズ」


現在のパチスロ市場では、ノーマルタイプの設置比率は30%弱となっており、そのうち「ジャグラーシリーズ」が占める割合は8割程度となっています。「アイムジャグラーEX」は現在10万台程度稼働していますが、今回の新台「ネオアイムジャグラーEX」が7万台程度と考えると初週導入とさらなる増台を求める声も大きいと考えられます。

『ネオアイムジャグラーEX』基本仕様


「ネオアイムジャグラーEX」は2020年に発売された「アイムジャグラーEX」とまったく変わらない遊びやすいスペックが継承されています。大きな進化として、ジャグラー史上初となる「音量機能」が塔載されました。遊技する際に、音量調節ができず「うるさい」と感じていたユーザーにとっては、快適な音量で遊技できる環境はとても魅力的であると言えます。


また、演出では「GOGO!ランプ」の周囲に歴代キャラクターが登場する「告知キャラプレミアム」や、「CHANCEレインボー」など新たな演出が搭載されており遊技の楽しみが広がっています。

『ネオアイムジャグラーEX』台ビジュアル

「ネオアイムジャグラーEX」は「アイムジャグラーEX」と台の上部とレバー付近以外ほぼ見た目が変わらないビジュアルとなっています。


プラス要素としては、高齢者や常連客において、いつもと変わらない「アイムジャグラー」が遊技できる点が挙げられますが、マイナス要素としては、台の外観がほぼ同じだと“新台感”が出しにくくアピールしても目立ちにくい点が懸念されます。

新台としての集客力が弱まる可能性があるため、PRツールでお客様に向けてしっかりと認識させることも必要です。


市場動向(台あたり/人あたりデータ)

では、アイムジャグラーEXとスペックや見た目までも継承しているネオアイムジャグラーEXですが、現在のアイムジャグラーEXは市場でどのような動きをみせているのか、2月16日から5月15日までの直近3カ月間で延べ14万人のジャグラーユーザー動向を弊社の遊動データから台あたりと人あたりのデータで見ていきたいと思います。

【アウト】

台あたり

アウトのデータについて、台あたりでは20円パチスロは平均で約7,760枚、ジャグラー8機種では約9,720枚となっています。機種別では「マイジャグラーV」が約11,800枚で最も多く、設置台数が最も多い「アイムジャグラーEX」は約8,850枚と4番目となりました。

人あたり

人あたりでは20円パチスロは平均で約1,750枚、ジャグラー8機種では約1,120枚となり、人あたりのアウトは台あたりのアウトと違って20円パチスロの平均よりも低くなっています。
機種別でも「マイジャグラーV」が約1,340枚で最も多く、「アイムジャグラーEX」は約1,060枚と3番目となっており、1人あたりでは比較的長く遊ばれていると言えます。


【売上】

台あたり

売上のデータについて、台あたりでは20円パチスロは平均で約21,900円、ジャグラー8機種では約17,700円となりました。機種別では「マイジャグラーV」が約20,200円で最も多く、「アイムジャグラーEX」は約17,000円と4番目となっています。


人あたり

人あたりでは20円パチスロは平均で約4,950円、ジャグラー8機種では約2,050円となりました。機種別でも「マイジャグラーV」が約2,300円で最も多く、「アイムジャグラーEX」は約2,030円と2番目となり、他のジャグラーより固定ファンに支持されていることが分かります。

【粗利】

台あたり

粗利のデータについて、台あたりでは20円パチスロは平均で約2,800円、ジャグラー8機種では約2,300円となりました。機種別では「ジャグラーガールズSS」が2,580円で最も多く、「アイムジャグラーEX」は約2,130円と最も低くなっています。


人あたり

人あたりでは20円パチスロは平均で630円、ジャグラー8機種では270円となった。機種別では「ファンキージャグラー」が約310円で最も多く、「アイムジャグラーEX」は280円と4番目に位置しており、他のジャグラーより固定ファンから粗利をとる運用となっています。


市場動向(遊技者属性)

【性別】

性別では、ジャグラー8機種のなかで、女性の比率が比較的高い属性であると言えます。


【年代】

年代別では60代以上の高齢層が他のジャグラー遊技者に比べ最も高く、特に70代以上の遊技者の割合が高い傾向にあります。年代構成で見ると、「ゴーゴージャグラー3」と遊技者傾向が近いと言えます。

各種データ:ONEHALLソリューション 遊動
©KITA DENSHI




まとめ

ジャグラーシリーズの人あたりのデータは低い数値を示しているものの、それを上回るファンの数や回遊性の高さで、台あたりの売上や粗利を確保しており安定した動きを見せています。

アイムジャグラーEXで遊んだ人がその前後でどの機種を遊技していたかを【遊動】で分析した結果、「ジャグラーガールズSS」「ファンキージャグラー2」「ゴーゴージャグラー3」と高い相関関係が見られました。機種レイアウトを考える際にも活用できる指標であるため、新台導入時には現在のアイムジャグラーEXのお客様だけでなく、相関のある機種を設置することでお客様動線(滞在時間や来店頻度)が高まり、稼働向上につながる可能性があります。

また、スマスロAT機の稼働がスロットコーナーを牽引する現在の状況においては、ノーマルタイプ市場のなかでも特にアイムジャグラーEXのようなスペックは相対的に「利益より信頼と稼働を取る選択」を迫られる機種になると考えます。

長期稼働においては、設置台のデータに加え、お客様の属性や遊技思考の把握が必要となります。遊技ファンの行動分析に基づいた集客施策と来店数の増加のアシストは、ONEHALLにお任せください。



「ONEHALL(ワンホール)」

「ONEHALL」は、自店で持っている遊技会員データと、アプリやWebを通して得られるデータを活かし、人目線に立った課題を解決するサービスを統合的に分析・活用するソリューションの総称です。現在は以下のサービスを展開し、ホール様の業務効率にも寄与しております。


-ONEHALLサービスサイト-

  TOP | ONEHALLサービスサイト パチPICKS・PAPIMO-ringをはじめ、ホール内の会員管理システムやスマートユニットの販売、インターネットを活用した集客支援の実現を目指すグローリーナスカ株式会社のソリューションサービスサイトです。 ONEHALLサービス サイト





ONEHALL編集部
ONEHALL編集部
遊技データサービスを企画構築するグローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社のスタッフ。Webマーケティングにまつわる有益な情報や用語等、ホール様に提供することを目的としています。
ブログ内容やサービスに関するお問い合わせは以下まで