
パチンコ店のためのDM戦略-来店行動を引き出す配信の極意-
こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。
パチンコホールの集客施策として、LINE公式アカウントやXなどを活用したSNSでの情報発信はすでに広く浸透しています。しかし、これらの方法で「情報は届けているはずなのに稼働につながらない」と感じている店舗も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、「一方通行の情報配信」ではなく、「ターゲットに刺さるDM(ダイレクトメール)」を活用した顧客アプローチです。とくにLINE公式アカウントなどを用いた一斉送信では限界が見えるなか、一人ひとりにパーソナライズされたオンラインDMは、従来の広告手法とは異なる成果を挙げつつあります。
本日は、このDM活用についてのメリットをご紹介していきたいと思います。
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一方的な情報配信の限界
多くのパチンコ店では、LINEやSNSを通じてイベント情報や新台導入を一斉配信していますが、受け手の立場から見ると、「誰にでも同じ内容」であるため興味が持てず、開封すらされないケースも少なくありません。
とくにLINEの場合、通知が埋もれてしまったり、日常的なやりとりのなかでスルーされやすくなったりするという問題があります。
また、LINE配信は即時性がある一方で、ユーザーが情報を「読むかどうか」はまったくの別問題です。いくら情報を送っても、“読み手がアクションを起こす動機”がなければ、稼働にはつながりません。
「あなたのため」のオンラインDMがもたらす心理的効果
そこで鍵を握るのが「パーソナライズDM(個別対応型のダイレクトメール)」です。
たとえば、40代男性の訪問が多いと仮定した場合、新台の紹介をするのに、40代男性が興味のあったヒーローコンテンツの機種紹介をターゲットを絞り込んで送れば、受け取ったお客様は「自分の好みを理解してくれている」と感じ、足を運ぶ動機が生まれます。
DMの最大の強みは、“送り手の都合”ではなく、“受け手の関心”に寄り添える点です。さらに、個別メッセージは開封率が高く、「あなたに向けて送られた感」が心理的に大きく作用します。
これはマーケティング心理学でも裏付けられており、人は「自分の名前が入っている」「自分だけに送られている」と感じる情報に対し、受け取り方がポジティブになりやすいという傾向があります。パチンコ・パチスロにおいても、この“特別扱い”は強力な動機づけとなります。個別に送ることが大変だと感じた場合は、嗜好に関する属性配信でも効果が見込めます。
オンラインDMの効果が高い3つの理由
①パーソナライズされた内容で「自分のため」感を演出
たとえば、いつも来店しているお客様に対し、よく遊技している機種の「出玉情報」や「関連機種」などのDMを送れば、その情報は他人事ではなく、常連客に対する“自分に向けた特別な案内”として届き、遊技傾向や来店曜日・時間帯なども踏まえることで、その効果が高まります。
②開封率・既読率が高い
アプリを開いたときに通知が表示され、ホーム画面上で「未読メッセージ」の存在が分かると、情報が埋もれにくく、既読率が高くなる傾向があります。さらに、紙DMのように物理的なコストがかからないため、内容をこまめに更新・調整しやすいのもメリットです。
③即時性と連動性で、稼働につなげやすい
来店が期待できる時間帯(例:仕事終わりの17時~)の直前に、通知を送ればそのまま来店を促す“直前動機”をつくれます。
なぜ、オンラインDMは行動を生むのか?
理由は主に、次の3つの要素を持ち合わせているからです。
■内容が自分に合っている(パーソナル)
■タイミングが良い(欲しい情報がタイムリーに来る)
■限定感や目的がある(行動の動機になる)
この「3つの条件」がそろったメッセージは、受け手の心理に“刺さる”のです。
しかも、紙DMのように印刷・封入・郵送といったコストや手間がかからず、LINEのようにブロックされるリスクも少ない。まさに「現場で使える販促ツール」として、費用対効果に優れた手段だと言えます。
オンラインDMを効果的に活用するポイント
送信する際は、以下のポイントを押さえておくことで、成果を最大化できます。
顧客データのセグメントを整理する
遊技履歴、来店頻度、機種嗜好など、基本属性をもとに配信グループを設定。
配信頻度は「週1〜2回」が目安
過剰配信は逆効果。開封・反応のタイミングに合わせて設定。
文面は“個別メッセージ”を意識する
「○○様」「いつもありがとうございます」のような表現を入れるだけで印象が大きく変わる。
結果を測定し、内容を改善する
配信後の来店数や機種別稼働などをチェックして、効果が高かった文面・タイミングを蓄積していく。
まとめ
オンラインDMは単なる宣伝手段ではなく、「お客様との関係をもう一度つなぐ」ためのツールです。ただの情報の発信ではなく、“その人を動かす”アプローチに変えることで、来店頻度や滞在時間の増加、稼働の底上げに貢献します。
情報ツールが多様化し、進化を続けるなかで「情報発信」もアップデートが必要です。
一方通行のプロモーションから、双方向の関係へ、オンラインDMは、これからのパチンコホール運営において欠かせない「実戦的なツール」になると考えています。
ONEHALLのソリューションサービス「パチPICKS」では、アプリで自店のホールを登録しているユーザーの属性(年齢、性別、地域)や遊技の嗜好を把握できるほか、そのユーザーに対して属性を活用したオンラインDM(プッシュ通知)を送信することができます。
LINEのように費用がかかることなく、何度DMを送ってもホール様は完全無料でご利用いただけるため、集客のアプローチには「とても良い」との声もいただいております。ご興味をもたれたホール様はぜひ最寄りの営業担当、または下記よりお問い合わせください。
「ONEHALL(ワンホール)」
「ONEHALL」は、自店で持っている遊技会員データと、アプリやWebを通して得られるデータを活かし、人目線に立った課題を解決するサービスを統合的に分析・活用するソリューションの総称です。現在は以下のサービスを展開し、ホール様の業務効率にも寄与しております。
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