ぱちんこ・パチスロ座談会 【次世代プレイヤーから学ぶ集客のヒント(後編)】
こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。
前回は、パチンコ業界の未来を担う次世代プレイヤーのみなさんと開催した座談会の模様をお送りしました。
前編の振り返りでは、若年層のデータ活用は積極的に行われており、店舗への来店動機の大きな要素になっていることや、パチンコ・パチスロを遊技する上では、楽しみながらも「勝ち」へのこだわる姿勢が印象的でした。
今回は、後編としてSNSをはじめとするパチンコ店からの情報取得やその内容と、友達への勧誘状況など、若年層から学ぶ集客のヒントをご紹介したいと思います。
目次[非表示]
座談会参加者プロフィール
ぱちスロ部はパチンコ・パチスロ好きの大学生なら誰でも入部できるインカレサークルです。
現在200人で活動しています!目標は全国全部の大学にぱち・スロ部をつくること!
(左から)
ひすいさん(21歳/東京都)
遊技歴は3年で、現在の遊技頻度は月10回程度
しょーいちさん(21歳/東京都)
遊技歴は3年で、現在の遊技頻度は月8回程度
三代目ニシカワさん(22歳/東京都)
遊技歴は2年で、現在の遊技頻度は月15回程度
※週2回以上パチンコ店で遊技する若年ヘビー層
座談会レポート
パチンコ店の公式LINEの活用は3店舗程度、マイホは2店舗程度
――パチンコ店の公式LINEは、何店舗くらい登録していますか?
しょーいち:僕は、4店舗ですね。
ひすい:私は、とりあえず次なんか行きそうなホールがあったら登録して、全部で14店舗くらい。そのなかから、今は3店舗くらいです。登録したりブロックしたり。設定の示唆系のラインもあったりするので、家が近かったりすると登録しておく感じです。
三代目ニシカワ: 僕も4店舗です。負けすぎてイライラしてブロックした店もある。
――では、みなさんがいつもよく行くホール(マイホ)はありますか?
全員:あります!
――何店舗ですか?
三代目ニシカワ:2店舗です。
しょーいち:僕は、3店舗です。
ひすい:私は1店舗です。店が強くて家からも近いから、ここでいいかっていう結論のお店。
店舗から欲しい情報は「時差開放情報」や「期待が持てる情報」
――では、次にパチンコ店からの発信で欲しい情報はありますか?
ひすい:欲しいのはやっぱり期待が持てる情報。あとは時差開放の情報。
しょーいち:ああ、時差開放情報嬉しい。
ひすい:自分で打っていた台が予想と合っていたのか気になるので、答え合わせ系のラインも欲しい。
――期待を持って来店してもそうじゃないこともあるのでは?
ひすい:それはもうお店の傾向ですよね。騙すことをやってくる店なのかっていう見極め。
しょーいち:期待させといて、その日に出ていないっていうのは本当にキツイ。なんか、今日めちゃくちゃ出しますよって煽って、「全然出てなかった、これ何?」みたいな。「もう来ないからね」って気持ちになる。
ひすい:あー、それはもう行かないね。
――じゃあ、余計な期待感を持たせない方が店舗の好感度は高い?
ひすい:出せないなら別に変なことするなよって思っちゃいますよね。
しょーいち:そうですね。変に煽るなって感じです。
店舗の情報発信は、必要なものだけ厳選して欲しい
――店舗からの情報発信頻度はどうですか?
ひすい&しょーいち:鬱陶しいので、多くはいらないです。
しょーいち:ラインの通知とか貯めたくないので、もう強い日だけ、もうそれだけ告知してくれれば「行く」からって思っています。
ひすい:多くても見落としちゃいますし、特に「16時からまだまだお待ちしております」が、毎日いらない。画像だけとかでもいいですね、文面もそんなに求めてないです。わかりやすい情報だけ、コンパクトにほしいです。
三代目ニシカワ:僕は、情報としてフロアマップは重要なので欲しい。好きな機種がまだ残ってるか確認したいから欲しい。
意外にも必要とされているのは「フロアマップ」
――フロアマップは、情報として重要ですか?
ひすい&しょーいち:重要ですね。対象台はどこ行ったかっていうのをちゃんと見ます。
朝の台にいくまでの導線を把握しておきたいから。
しょーいち:僕は、お店に入る時のことをもう脳内でシミュレーションしています。
パチンコ・パチスロ好きの大学生は未経験の「友人」を勧誘している
――最後に、みなさんは未経験の友人をパチンコ店に誘ったりしたことはありますか?
しょーいち:あります。僕は卓球サークルに入っているんですが、バカみたいに毎回練習後に「〇〇~(パチンコ店の名前)」みたいな感じで勧誘してます。もう店の名前を叫んで(笑)
ずっと言い続けることでみんな警戒がなくなってくる。ああ、またあいつ言ってるよみたいな感じで。そこから半年くらいすると興味持ち始めて、それでついてくるってのが僕のだいたい流れですね。
三代目ニシカワ:僕は、入っている演劇サークルで毎年新入生歓迎ピクニックをやるんですが、それぞれ自分の担当とか言って自己紹介するときに、僕はパチンコやっていますって言ってます。興味ある方は一緒に行こうって誘うと後輩の子がついてきてくれたりすることがたまにあったりします。
ひすい:私はあまり日常的にやったことない人を誘うみたいなことはしないんですが、初心者にパチンコを教えようっていうサークルのイベントがあって、そういう時は「来ない?」って仲良い人を誘っています。そのイベントは、打ち方を教えたあとに実際の店舗に行って打ってみましょうっていう流れなんですが、ビギナーズラックで出て彼女はほっこりしてました。そのあと「やりたい、やりたい」って言ってましたね。
パチンコ/パチスロは一人で遊ぶものという意見も多いですが、意外と周りの人を誘って、楽しさを共有しようと行動に移していることに驚きました。
今日は、色々な意見をいただきありがとうございました。(座談会 終)
まとめ
2回にわたって座談会の模様をお伝えしましたが、若年層の思考や行動はみなさまの想像と比べていかがだったでしょうか。
現在多くの店舗が導入しているSNSツールは、特に若年層の遊技において活用されています。傾向として、「店舗情報は多ければ良い」というわけではなく、狙いの店舗や遊技に関する情報をシンプルに取得したいという意向が読み取れました。それは、適度な配信数と的確な情報が求められているということです。
また、新台入替などの台移動が発生する際は、フロアマップなど来店時の便利ツールを望む声が意外と多いこともわかりました。
このように、性別や年代によっても思考や行動が異なりますので、さまざまな属性を把握して、戦略を立てることが集客へのヒントになります。
会話のなかでは、店舗でのコミュニティ形成や交流、仲間への勧誘などに積極性がみられており、こういった次世代のプレイヤーが今後多く参加することが望まれます。
しかし、店舗や出玉においては情報戦略を駆使して立ち回る若者が増えていることから、特に出玉やイベントなどで集客を行っている店舗では、単発集客にならないようにアフターアプローチで再来店を促す戦略が必要でしょう。
遊技ファンの行動分析に基づいた集客施策と来店数の増加のアシストは、ONEHALLにお任せください。
「ONEHALL(ワンホール)」
「ONEHALL」は、自店で持っている遊技会員データと、アプリやWebを通して得られるデータを活かし、人目線に立った課題を解決するサービスを統合的に分析・活用するソリューションの総称です。現在は以下のサービスを展開し、ホール様の業務効率にも寄与しております。
-ONEHALLサービスサイト-