
信頼される店舗評価の作り方「パチンコ店の評価ブランディング戦略」
こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。
パチンコ業界が直面する課題のひとつに「来店動機の多様化」があります。一昔前までは、折込チラシや店頭ポスター、特定機種の導入などで集客が図れましたが、スマートフォンやSNSの普及により、来店客の情報収集行動は大きく変化しています。そのなかでも注目すべきポイントは「来店前にチェックされる情報」、つまり口コミや店舗評価の存在です。
そしてそこには、ある1つの大きなルールがあります。それは「人は知らないものより、信頼できるものを選ぶ」という行動原則です。
本日は、なぜ口コミや評価がこれほど集客に影響を及ぼすのかを把握しながら、パチンコ店が取り組むべきポイントを考えていきます。
なぜ口コミが影響力を持つのか?

パチンコ店では「出玉感」「スタッフの対応」「店内の清潔さ」「居心地の良さ」など、実際に訪れた人しかわからない情報が口コミとして共有されます。これがポジティブな内容であれば、「この店は良さそう」と期待を持たせ、新規来店やリピーターの増加につながります。逆に悪い口コミが多ければ、来店自体を敬遠されてしまうリスクが生まれます。
良い体験は共有され、悪い体験は拡散される
一方で、「快適だった」「親切だった」「また行きたい」という良い体験は、共有のきっかけがないとあまり語られにくいのも現実です。過剰な誘導は逆効果ですが、「良かったと感じた瞬間に、自然に投稿できる導線」をつくることで、ポジティブな声は徐々に増えていきます。
パチンコ店にとって口コミが集客に直結する理由

これを理解するには、ユーザーの心理を整理するとわかりやすいです。
【安心感が欲しい】
来店前に「この店は出玉が出ているか」「お店の雰囲気はどうか」「サービスはどうか」など気になる点も多いです。そういった不安のなかで口コミや評価は、来店する動機の材料となります。
【実際の体験が見える】
店舗の広告や宣伝は、どうしても「良いことしか書かれない」ため信用しづらい面があります。一方で、口コミは多様な体験者のリアルな声が集まっているため、説得力が強いです。
【情報が多すぎて選べない】
パチンコ店が多い地域では「どこに行くべきか」迷うことがあります。そういった際に、口コミや評価に影響され評価が高い店は自然に「選ばれる店」になりやすい傾向があります。
大当り情報の公開も、口コミを生む一つのポイントに

口コミや評価のなかではお店の「大当り情報」関連の内容も見受けられます。これは、1つの店舗を評価する指標であり、この透明性は来店動機を高め、口コミにも繋がりやすいのが特徴です。
大当りの履歴や出玉状況をリアルタイムで公表することで、「この店は実際に勝てるチャンスがある」という期待感をユーザーに与えられます。集客だけでなく「口コミを促すための一つの材料」として大当り情報の公開を位置付けることもできると言えます。
評価の「見える化」で信頼を獲得
店舗評価は「信頼の証し」です。特に若年層や新規ユーザーは「初めて行く店の評価」をチェックする傾向が強く、ネット上での「見える評価」は安心材料となります。
これは異業種を例にとると、美容室やマッサージなども同様で、来店前にホットペッパービューティーやGoogleレビューの評価を参考にする人が圧倒的に多いです。
また、Googleビジネスプロフィールでは、WEB検索において上位に表示されることが多く、店舗の写真、営業時間、混雑状況、口コミが一目でわかるため、「店選びのヒント」として注目されやすくなります。逆にここが放置されていたり、悪い口コミが目立ったりすると、それだけでマイナスとなることも考慮しなくてはいけません。
パチンコ店がやるべき“評価ブランディング”
これらを踏まえ、これからのパチンコ店が目指すべきは「評価のブランディング」です。
ここで、押さえておきたい項目を見ていきましょう。
☑Googleビジネスプロフィールの充実
営業時間や住所、写真、最新のイベント情報をこまめに更新し、来店前にユーザーが知りたい情報を正確に伝えます。
☑良い体験を生む店舗環境づくり
清潔な店内、丁寧な接客、快適な遊技環境を整えることは、口コミの内容そのものを良くします。
☑口コミ投稿を自然に促す仕掛け
ポジティブな評価につながる要素を提供します。簡単に投稿できるキッカケを与えることでポジティブ投稿を増やします。
☑悪い評価への誠実な対応
悪い口コミがあった場合は無視せず、誠実に返信して改善の姿勢を示すことで、店の信頼を守り口コミ全体の評価を高めます。これらは地道ですが、確実に効果が積み上がっていきます。
まとめ
パチンコ店の集客には、今や口コミやネット評価が不可欠です。SNSの評判やGoogleレビューなども、来店前のユーザーが店舗を選ぶ際の重要な判断材料となっています。業種特性として異業種にくらべ特にGoogleなどの評価は低いですが、実際の雰囲気や接客に関する口コミが、安心感と信頼を生み、新規来店につながります。
また、最近では大当り情報などの公開も評価ブランディングを高める工夫として有効です。データを公開しているという透明性が「誠実な店舗」という印象を与え、間接的に口コミや評価の改善につながることもあります。
また、ネガティブな口コミに対しても誠実に対応することで、逆に「信頼できる店」という評価に繋がることもあります。口コミは一過性の評価ではなく、店舗の競争力を支える重要な指標です。選ばれる店になるには、日々の営業を通じて良い評価を育てることが鍵となります。
「大当り情報公開サービス」や遊技ファンの行動分析に基づいた集客施策と来店数の増加のアシストは、ONEHALLにお任せください。
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