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これからの店舗経営は「データ戦略」の時代へ(第2回)

こんにちは、ONEHALL編集部です。

第2回となる今回は、自店の顧客特性や特徴を客観的かつ数値的に検証・把握することが出来る遊動(人目線)データの分析や活用法についてお届けします。 


目次[非表示]

  1. 1.前回の振り返り(遊動とは…)
  2. 2.初遊技率
    1. 2.1.4円パチンコ
    2. 2.2.1円パチンコ
  3. 3.機種相関
  4. 4.まとめ



前回の振り返り(遊動とは…)

[前回の記事を読む]

  これからの店舗経営は「データ戦略」の時代へ(第1回) 皆さんは自店の顧客特性や特徴をどの程度把握していますか? 「うちは年配層が多い」「うちは女性客が長時間打っている」等色々想像するところはあると思いますが、それは本当に正解でしょうか。また、それに対して客観的かつ数値的に検証したことはありますか。実はここに稼働のヒントが隠されています。   その店舗特性を理解すると自店のポジショニングが明確化し、それをもとに機種構成や戦略を立てることで今まで以上の(集客や稼働の向上)効果が見込めるようになります。   本日は、それを把握することが可能な遊動(人目線)データについて、その活用方法をお話ししたいと思います。 PAPIMOソリューションサービス サイト


前回の記事では、遊動におけるサービスの全体感についてご説明しましたが、今回は初遊技率と機種相関の項目について、解説とその活用法をご紹介します。


初遊技率

初遊技率と聞いても、聞きなれない言葉ですよね。
これはお客様が店舗に来店し、最初に遊んだ機種の割合のことです。この分析項目では、お客様がどの台を目的に来店しているかを知ることが出来ます。例えばレート別でみると、パチンコの「4円」と「1円」では傾向がかなり違うことがこのデータではわかります。では、実際に見ていきましょう。


4円パチンコ

※4月1日~4月15日

4円パチンコの初遊技率ランキングでは、ハイミドル機がすべて ランクインしています。
①   エヴァ系とリゼロ系
②   新台系
③   海系 の初遊技率が高いことがわかります。
例えば、ここでスマパチのソードアート・オンラインが10位になっていますが、稼動があまりよくないなかでも、スマパチSAOを目当てで遊技するお客様が一定層いることがわかるデータとなっています。

1円パチンコ

次に1円パチンコの初遊技ランキングです。


※4月1日~4月15日

4円パチンコと1円パチンコではかなり違いが見られることがわかります。
まず4円パチンコではTOP10すべてがハイミドル機だったのに対し、1円パチンコでのハイミドル機は4機種のみで、あとはライト・ライトミドル機が6割を占めます。
 
そして、10機種中7機種が海系、残りの3機種はすべてエヴァ系です。
また、1円パチンコの傾向と思われるかもしれませんが、2024年発売機種が0機種、2023年発売機種が3機種、2022年発売機種が0機種、2021年以前の機種が7機種となり、1円パチンコのお客様が求めるお目当ての台は結構古い機種が多いという事がわかります。
 
こういったデータから、4円パチンコで新台を購入する際には、1円パチンコでも使える台であるか?という要素の参考として過去機種の傾向からヒントを得ることもできます。


機種相関

来店されたお客様は目的の1機種だけ打って退店するわけではありません。一度来店されたお客様は複数機種を遊技する割合が非常に高いため、どのような機種を好んで遊技しているのかを把握することは重要です。そこで、お客様の回遊状況を閲覧し相関を把握することが出来るのが、機種相関分析となります。

※図はイメージです。

これはさまざまな気付きが得られるデータとなり、下記のような活用方法があります。
①   相関の高い機種同士のレイアウト
②   相性の良い中古台購入のヒント
③   撤去台の選定
 
例えば、機種ごとによく見ていくと、エヴァ系とリゼロ系は機種相関が低いことがわかります。それは結果的にあまり競合しない(共存がしやすい)機種であるという事がわかったということを意味します。こういったデータを活用することで、従来より効果予測の精度があがった店舗施策が可能になります。


まとめ

今までのように台データだけで判断すると、閉店後の終日データだけがすべてで、その実態はわかりません。


でも遊動なら…
■お客様がどの台を目的で来店されているのかわかる
■その後のお客様の機種相関がわかる
■台と台との、相性の良し悪しがわかる

更には…(前回記事)
■お客様がどの台でどの程度遊技(アウト・売上)しているのかがわかる
■自店のお客様属性がわかり、自店の特性も客観的に見ることが出来る
■全国データも見られるので、全国チェーンと同等以上の会員分析が出来る
のです。
 
今回ご紹介したのは遊動の一部機能だけですが、ホール様にとってはメリットが大きいのではないでしょうか。これからの時代、遊技結果(台データ)だけを見て運営していると、これ以上の向上は見込めないでしょう。なぜなら、他店もこういったデータを活用して、運営の視点を広げているからです。
 
お客様は何を目的にどのような行動をしているのか、そして何を求めているのかを考えてみませんか?きっとヒントはお客様の行動が教えてくれるはずです。
 

次回も、こちらの遊動データを活用して機種のポイント分析から気づきのヒントをご紹介します。



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ONEHALL編集部
ONEHALL編集部
遊技データサービスを企画構築するグローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社のスタッフ。Webマーケティングにまつわる有益な情報や用語等、ホール様に提供することを目的としています。
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