パチンコ・パチスロ遊技者のSNS事情
みなさまこんにちは。ONEHALLソリューションサービス担当です。
本日は、パチンコ・パチスロユーザーがパチンコ店で遊技する際の情報収集のツールについて、どのソーシャルネットサービスが多く利用されているのかをご紹介します。現在店舗で行っているオンラインの集客施策や、今後検討する集客手法などぜひご参考になればと思います。
【日本国内におけるSNS利用率】
※令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)
現在主流となっているSNSで、一般的に利用者が最も多いのはLINEです。
LINEは、アクティブユーザー数が9,500万人となり、もはや幅広い年代で利用されるコミュニケーションツールとなっています。
こうした背景から、一般業種でもLINEを利用したプロモーションが多くなりました。ここ数年、パチンコ業界でもX(旧Twitter)の運用が多く見受けられていましたが、LINEの公式アカウントでの運用も広がりを見せています。
これを見る限り店舗の宣伝と集客におけるソーシャルメディア施策は、アクティブユーザー数が多いSNS=LINEが最も効果的ではないかと思われたかもしれません。しかし、一概にユーザー数が多いメディアを活用すればよいというものではなく、重要なのは、業態や自店の目的に沿ったものを選択することです。
では、パチンコ業種においての、お客様のSNS利用状況はどうでしょうか。
パチンコ業界のマーケティングを行う、シーズリサーチが毎年パチンコ・パチスロの遊技者動向を調査する「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2023」から、パチンコ・パチスロ関連で利用(活用)しているツールの利用状況を見てみます。
パチンコ・パチスロ遊技者のSNS利用状況
この調査では、「パチンコ・パチスロ関連でSNSにおいて利用しているツールはどれですか。(複数回答)」と遊技者に質問したところ、 約6割が利用していないと回答し、約4割が利用していると回答しました。
利用している回答のなかでは[X]が約21%で[LINE]が約16%となり、LINEよりXの方が、パチンコ・パチスロ遊技者では最も多く利用されているSNSメディアとなっています。
では、次に利用している人の性年代を、見ていきます。
パチンコ・パチスロ遊技者のSNS利用年代分析
■「X」の利用者
パチンコ・パチスロ遊技者の中で最も利用されており、特に30代以下に利用されています。
■「LINE」の利用者
40代が最も多くされており、50代以上の層では他のSNSに比べ最も高くなっています。
■「Instagram」の利用者
30代以下でLINEと同程度の利用率となり、40代以上で利用率が大幅に低下します。
■「Facebook」
SNSの中で、最も利用率が低く、年代で見てもあまり利用されていません。
以上の結果から、一般のSNS利用と、パチンコ業界の遊技者では、利用状況において違いが見られていることがわかります。
パチンコ店のSNS運用におけるコストと効果測定
「X」の運用は無料ですが、パチンコ店では「LINE」の月額0円のコミュニケーションプランでの運用が難しいため、月額15,000円+αの「スタンダードプラン」での運用が多く見受けられます。また、一般業種では、「費用と運用に関わる労力に対し、結果がどの程度だったか」測定していますがパチンコ店はどうでしょうか。
「他店がやっているから、やり始めてみたものの効果がわからない」「始めてしまったので、とりあえずやっている」など、結果や効果が曖昧な店舗も多いはずです。
パチンコ・パチスロ遊技者のSNS利用状況を見ると、年齢層によって情報を得るためのツールの利用方法が異なることがわかりました。
「自店のお客様は、どういった年代層でどのような施策が有効なのか」を検証し、自店の客層にあった営業戦略を立て、集客施策の幅を広げることが、新規客の獲得、稼働維持などにおいて効果的です。
と言いつつも、
Xでの効果、LINEでの効果、それぞれが来店にまで結びついてるかを検証する方法は既存のSNSツールの分析画面だけで読み取ることは困難です。
グローリーは、パチンコ店内システム(会員管理や精算機など)そしてオンライン上では出玉の大当り情報公開サービスを展開してきた知見を活かし、このたび、閲覧したファンが情報を見て来店してるかまで追いかけることのできるインターネット上そして店内設備と連携するソリューション「PAPIMO-ring」を完成させました。
では次回、「弊社サービスPAPIMO-ring 自店のお客様をしっかり分析し、効果的に集客施策の幅を広げる方法」についてご紹介します。