
2030年問題を考える、今後のホール経営はどう変わるべきか
これからのパチンコホール経営では、DXの重要性がこれまで以上に高まっていきます。
背景にあるのは、日本全体の人口減少です。人口が減るということは、単に市場規模の話だけではありません。ホール運営を支える働き手そのものが減っていくことを意味します。
今後のホール経営は、この労働力不足を前提に、より効率的で安定した運営体制をつくっていくことが求められます。今回は、今後の労働力不足を見据え、最適なホール経営を考えます。
この記事の目次[非表示]
日本の将来人口推計
まず、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」のデータから将来人口推計を見ると、日本の総人口は2020年の1億2,615万人から、2030年に1億2,012万人、2040年に1億1,284万人、2060年には9,615万人まで減少しています。約40年で3,000万人規模の減少です。

さらに重要なのは、働き手の中心となる20〜64歳の生産年齢人口が、2020年の6,938万人から2030年に6,556万人、2040年に5,808万人、2060年には4,722万人まで減っていく点です。ホール経営にとっては、この生産年齢人口の縮小こそが大きな課題です。今後は採用環境がさらに厳しくなり、これまで通りの人員体制を維持すること自体が難しくなっていく可能性があります。
未来予測シミュレーション
次に、リクルートワークス研究所が発表している職種別シミュレーションをみていきます。

実際に、接客給仕・飲食物調理分野の需給見通しでも、人手不足が拡大していくことが示されています。労働需要は2022年の371.4万人から2030年に365.2万人、2040年には374.8万人と高い水準を維持する一方、労働供給は2022年の370.8万人から2030年に347.4万人、2040年には318.1万人まで減少します。その結果、不足数は2030年に17.9万人、2040年には56.6万人まで広がる見通しです。パチンコホールも接客を伴う業態である以上、この傾向の影響を受けることは避けにくいと考えます。
都道府県別シミュレーション
同様に、都道府県別シミュレーションをみてみます。

2040年の不足率は2030年よりも全体的に強まっています。地域差はあるものの、全国的に人材確保が難しくなっていく流れは共通しています。つまり、今後のホール経営では「必要な人数を前提に人員を組む」考え方から、「限られた人員でも安定して回る店舗をどうつくるか」へ、発想を変えていく必要があります。
DXという選択肢
そこで重要になるのがDXです。DXは単なるデジタル機器の導入ではなく、店舗運営をより無駄なく、より精度高く進めるための土台づくりです。例えば、日報や情報共有、勤怠管理、在庫確認、販促指示といった日常業務をデジタル化すれば、業務の見える化が進み、確認漏れや伝達ミスを減らしやすくなります。
とくに属人化している業務、人手に余裕がある間は回っていても、人材確保が難しくなる時代には大きなリスクになります。このように属人的な運用から脱却し、店舗全体をより安定して動かせるようになることは、大きなメリットです。
DXが可能にすること

顧客対応の面でもDXは有効です。今後の市場傾向を考慮すると、来店してくれるお客様一人ひとりの価値はさらに高まります。会員情報や来店傾向、遊技動向などデータは多く存在していますが、十分に活用しきれていないデータを活用して、販促や情報発信を最適化できれば、より効果的な集客や再来店促進につなげることができます。これまで経験や勘に頼っていた部分を、データに基づいて見直し、再現性のある施策へ移していくことが、今後の差別化につながります。
さらに、DXは経営判断のスピードと粒度を高めます。稼働や粗利、遊技機ごとの実績など、データは保有しているものの、可視化されていないデータをわかりやすく可視化し、遊技客データと横断的に分析することで、分析の質を高め判断スピードを最大化できます。
「どこに課題があり、どこを強化すべきか」
一貫した判断基準を持ち、判断の質を高め、継続的に店舗判断の最適化を図ることができるのです。限られた人員でも高い成果を生み出すためにも、合理的な現場運営と営業戦略を組み立てていくことが重要です。
ONEHALLが可能にすること
自店の遊技台データを人目線で「集計・抽出・可視化」することで、遊技台入替選定やイベント評価など、店舗判断の次の一手を最適化します。
遊技ファンに対し、遊技ガイドのデジタル提供・多言語対応を行うことで、省力化を行いながら、質の高い顧客サービスを提供します。
出玉データの公開とメッセージ機能で、遊技ファンを効率よく集客し、自店ファンの見える化とアプリによる効果的なアプローチを実現します。
自店の大当り情報を公開することは、遊技ファンへの店舗アピールに繋がり、台データから来店動機を促進して集客を最大化します。
まとめ
今後、人口減少にともなって労働力の不足がより深刻になっていきます。
パチンコホールも来店客の減少と労働力の減少という二つの変化を前提に考えなければなりません。そのなかでDXは、単なる流行ではなく、店舗運営をより最適化し、変化に強い経営体制をつくるための現実的な手段です。
これから先は、従来のやり方を続けるかどうかではなく、環境変化に合わせてどれだけ早く運営を見直せるかで差がついていきます。業務の省人化や省力化、属人化の解消を進め、限られた人員でも安定して運営できる体制をつくるためにも、DXの推進は欠かせません。
これからのホール経営では、DXに早く取り組むことが今後、店舗運営の競争力の差につながっていくと考えます。ぜひ、最寄りの営業担当または、下記お問い合わせボタンよりご相談ください。
「ONEHALL」は、自店で持っている遊技会員データと、アプリやWebを通して得られるデータを活かし、人目線に立った課題を解決するサービスを統合的に分析・活用するソリューションの総称です。





