
新サービス「遊動’s EYE」 ~AI技術が導く瞬間分析の最適解~
こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。
本日は、台データに加え、来店したお客様一人一人の遊技動向の把握を可能にしている「遊動」のサービスから、オプションサービスとして先日リリースした『遊動’s EYE』をご紹介し、どう活用するのがよいのかのヒントをお伝えします。
『遊動’s EYE』とは弊社の「遊動分析」「全国遊動」「遊動Report site」の3サービスを発展させたオプションサービスで、顧客動向システム「遊動分析」をベースに開発しています。従来のデータに加え、「自動集計」「瞬間分析」「AI解説」を搭載した、ホール様の店舗運営に関する意思決定を支援するソリューションサービスです。
『遊動’s EYE』の最大のポイントは、“遊技客目線”の視点でも店舗運営を考える点にあります。 これは単なる売上や稼働実績だけでなく、実際にその機種がどれだけ支持されているのか、どんな客層が遊技しているのか、どのような集客施策が効果的なのかを把握し、営業戦略に反映するという考え方です。
この記事の目次[非表示]
- 1.データとAIで「ホールの意思決定」をより確かな判断材料に
- 2.「データ×AI」が現場に“具体的な選択肢”を提供
- 2.1.▼自店データを自動集計、瞬時に自店の機種運用における傾向を察知
- 2.2.▼機種の比較・選定とAIによる運用提案
- 2.3.▼営業データ比較分析
- 2.3.1.「施策」の効果を定量評価
- 2.3.2.イベント日などの効果測定
- 3.『遊動’s EYE』導入の具体的メリット
- 4.まとめ
データとAIで「ホールの意思決定」をより確かな判断材料に
店舗運営の現場では、機種の運用、販促施策、集客施策(イベント運用)など、日々複雑かつ多岐にわたる意思決定が求められます。それは常に変化する顧客の嗜好や市場動向とも関連しており、経験や勘に頼った判断だけでは限界があります。しかし、日々の忙しさの中で、多角的な分析に十分な時間や体制を整えることは難しいのが現状です。
従来まで店舗運営を支えてきたホール担当者様が持つ経験から裏打ちされた経験則に加え、『遊動’s EYE』は、自店のデータを「自動集計」し「瞬時に分析」、データの内容を「AIが解説」しアシストするという3つの機能から多角的に分析結果を導き出すサービスです。
『遊動’s EYE』では「遊動」で培った、遊技台の稼働だけではない遊技人数、属性、会員数といった「遊技客目線」での分析に必要なデータが一目で把握できるほか、自店に設置している機種の運営判断、新台入替やイベントなど施策の検証分析ができます。自店のデータを遊技客目線で可視化し、論理的かつ根拠をもって最適解のアドバイスをご提案する機能を特徴としています。
「データ×AI」が現場に“具体的な選択肢”を提供
『遊動’s EYE』では、現場が直面する課題に対して、具体的な「判断材料」を3点の方向から提示します。
▼自店データを自動集計、瞬時に自店の機種運用における傾向を察知
自店および全国の稼働・粗利・中古機価格などをリアルタイムで集計し、集客力や収益性が低下した機種をワンクリックで確認できます。
▼機種の比較・選定とAIによる運用提案
自店の設置機種を、自店と全国の各種営業データや遊技者データから、「ベスト」「マッチ」「ミスマッチ」「ワースト」の4区分でカテゴリーポジションを判定します。
■ベスト(自店、全国共にアウト偏差値が高い機種)
■ワースト(自店、全国共にアウト偏差値が低い機種)
■マッチ(自店のアウト偏差値は高いが、全国は低い機種)
■ミスマッチ(自店のアウト偏差値は低いが、全国は高い機種)
これによって、カテゴリごとの属性情報や機種を把握できるほか、対象機種に対して最適な運用方法が検討できます。
【ベストに選ばれた機種の遊技客動向】
さらに、それぞれのカテゴリから、中古機価格や営業データなど、店舗の運営に沿った条件でAIを使って解析すると、上位5機種(最大)がピックアップされるだけではなく、さらにその上位3機種(最大)において今後の運用に関するアドバイスが提案されます。
各カテゴリにて、運用の方針(増台・減台・維持・売却・運用の見直し)をAIがレポート形式で提案することで、ある程度絞り込みがなされた状態での検討が開始できる=意思決定する上での作業軽減効果も期待できます。
【売却を検討した方が良い機種の分析】
売却検討機種の抽出例
AI分析によるレポートの一部
これにより、誰でも簡単に、データに基づいた機種運用の判断や気づきを瞬時に確認することができます。また、この分析データは自店の営業データや中古市場とのバランスによって決定されますが、あくまで台のデータ等を基本とした判断になるため、ここに遊技客目線のデータを加えることにより、より精度の高い判断基準を得ることができます。
例えば、台データ上では「売却」を提案された機種であっても、常連のお客様(会員様)などが、一定数何度も好んで遊技している場合、撤去してしまうとお客様の不満が高まり、来店回数が減少する場合があります。稼働における会員人数や比率、遊技客の遊技履歴を確認することで、台データだけでは見えない視点も判断材料とすることができ、より的確な意思決定をサポートします。
▼営業データ比較分析
選択した日付の営業データを多角的に比較・分析します。
「施策」の効果を定量評価
あらかじめ登録されたイベント日や施策日について、アウトや稼働の推移を比較し変化を確認します。 施策の実効性を定量的に評価し、PDCAサイクルに反映できます。
イベント日などの効果測定
店舗側で登録した「新台入替日」や「特定日」「イベント日」などを通常営業などと比較することで施策に対する効果測定ができます。
【可能な分析項目】
■遊技人数(一般vs会員)
■来客数 vs 客単価の関係
■売上推移(実績vs選択日平均)
■粗利推移(実績vs選択日平均)
■効率指標(粗利/売上)
■投資金額別遊技人数推移
■時間帯別遊技人数
■時間帯別売上
施策の実績や各種項目を比較することで、効果を可視化できます。
また、分析内容からAIが運用結果を解説します。ポイントとなる部分を比較検証してくれることで解像度をあげる役割を果たします。
これにより、担当者が個別に対応していた効果検証を、AIによって確認することができます。「施策に対し効果があったのか」を検証するために『遊動’s EYE』を活用することで、今後の判断材料を確認できるほか、AIレポートの内容を活用することで、社内での報告書・資料作成の時間を大幅に削減できます。
『遊動’s EYE』導入の具体的メリット
『遊動’s EYE』の導入によって、以下のようなことが期待できます。
■属人化の改善と「知識」や「情報」の共有による組織的な意思決定のサポート
■多角的データ分析とAIによる要点解説で店舗運営を最適化する判断材料の提供
■「新台入替」「特定日」「イベント(来店など)」日のデータ検証
■AIレポートの活用により報告書・資料作成の時間を大幅に削減
■店舗運営を向上させるための「気づき」を提供
まとめ
店舗運営においては、店舗間の集客争いが本格化しており、これまで以上に「精度ある意思決定」「迅速な対応」「顧客理解に基づく戦略」が求められています。
『遊動’s EYE』はそのすべてを実現するために、店舗の競争力を高めるための鍵となるサービスです。
「運用判断が早くなった」「社内報告がスムーズになった」「イベントの成果が見えるようになった」といった声もすでに上がっており、導入後すぐに効果を実感できる点も大きな特長です。
みなさまも、『遊動’s EYE』のご活用をぜひご検討ください。実画面でのデモンストレーションや導入事例のご案内も可能です。ぜひ最寄りの営業担当または下記よりお問い合わせください。
【遊動’s EYE サービスサイト】
「ONEHALL(ワンホール)」
「ONEHALL」は、自店で持っている遊技会員データと、アプリやWebを通して得られるデータを活かし、人目線に立った課題を解決するサービスを統合的に分析・活用するソリューションの総称です。現在は以下のサービスを展開し、ホール様の業務効率にも寄与しております。
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