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パチンコ店における「遊技客分析」の重要性

こんにちは、ONEHALLソリューションサービス担当です。


スマート遊技機の導入をはじめ外部環境が急速に変化するなかで、特に中小規模の店舗では生き残りをかけた店舗運営が求められています。各店舗において差別化が難しくなったいま、経営効率を高め、持続的な利益を確保するために注目されているのが「遊技客分析」です。


少し前までは “どの台が稼働しているか”を見ることで、台の稼働に関するデータ把握が指標となり、それを確認することで、台の良し悪しを判断し、それをもとにした意思決定がスタンダードとなっていました。しかし、データ化が進んだ現在では、「遊技客分析」によって「誰が」「いつ」「どのような傾向」で遊技しているかを多角的に可視化し、把握することで、経営戦略・接客方針・遊技機の配置設計などあらゆる意思決定に活かす経営の指針ともいえる役割を果たします。


本日は、この遊技客分析の重要性についてご紹介していきたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1. 「顧客ニーズ」なくして最適な投資は難しい
  2. 2.再来店率(リピート率)の最大化が稼動を支える
  3. 3.稼働・粗利だけではわからない「顧客満足」の裏側
  4. 4.店内レイアウト・広告戦略にも繋がる「導線理解」
  5. 5.従来の手法にとらわれず「仮説と検証」のロジカルな経営へ
  6. 6.まとめ
  7. 7.全国遊動をおすすめします
  8. 8.遊動レポートサイト登場!


 「顧客ニーズ」なくして最適な投資は難しい

かつての経営では、「とりあえず人気機種を多く入れればお客様が来店する時代」もありましたが、現在では、限られた予算のなかでいかに投資効率を最大化するかが問われています。
そこで重要なのは、どの属性の遊技客が、どのような時間帯や日付に、どのスペックを好んで遊技しているのかを分析することです。

例えば、若年層の稼働が増加傾向にあるなら、若年層に人気のあるスマスロやSNS訴求の強化が効果的であったり、高齢層の比率が高い店舗では、低貸しコーナーや休憩スペースを充実させたりするなど、集客における戦略の選択肢が変わってきます。


こうした「顧客データに基づいた台選定や設備投資」が、限られた資源を最大限活かす手段のひとつとなります。


再来店率(リピート率)の最大化が稼動を支える

パチンコ業界における収益構造の特徴は、「新規顧客の獲得」よりも「既存顧客の再来店」に大きく依存している点です。稼働の安定は「一度来た人に、いかにまた来てもらうか」がカギとなります。この再来店率を高めるためにも、個々の遊技客の行動パターンの把握は不可欠です。


■週末しか来ないお客様に対して、平日限定のイベント告知を送っても効果は薄い
■夕方に来るお客様には、「仕事帰りに楽しめるオススメ機種」などの訴求が必要

こうした「タイミングと内容を合わせた個別施策」は、顧客データなしには成立しません。
LINEやアプリによるプッシュ通知、DM施策などのパーソナライズにも、遊技履歴データの活用が効果を高めます。


稼働・粗利だけではわからない「顧客満足」の裏側

店舗運営者の多くは稼働率や粗利率に注目しがちですが、それだけでは「顧客の満足度」や「離脱の兆候」までは読み取れません。
 
たとえば、ある機種が高稼働で粗利も出ている場合でも、特定の客層に過度な負担がかかっていれば、長期的には顧客離れを招く恐れがあります。


 遊技客分析を通して、
「過去30日間で何回以上来店しているか」
「最終来店日から何日経っているか」
「来店頻度が下がったお客様はどの台を最後に打っていたか」

 
など、行動データを可視化することで、離脱予備軍の早期発見や、ファン客の囲い込み施策につなげることができます。


店内レイアウト・広告戦略にも繋がる「導線理解」

遊技客の回遊動線や滞在エリアを把握することで、レイアウトや広告戦略にも効果を最大化します。


分析を活かすシーン
・若年層に人気のあるコーナーに、最新スマスロの大型POPを配置して視認効果を高める
・常連客の多いコーナーでは、定期的にPOP類の模様替えをして飽きさせないようする 
・遊技時間が短い機種のコーナー付近に、休憩コーナーを追加して滞留率を上げる など


遊技客の動き・属性・関心を読み取ることで、導線もマーケティングも「感覚」ではなく「論理」で改善できます。


従来の手法にとらわれず「仮説と検証」のロジカルな経営へ

最も重要なポイントは、遊技客分析において従来の「勘」や「経験」からの脱却することです。
これまでは、台データと経験豊富な店長や社員の「肌感」に頼って施策が動くことも多くありました。もちろん現場の感覚は貴重ですが、それをデータで裏打ちすることで、再現性と汎用性のある経営が可能になります。


データをもとに仮説を立て → 施策を打ち → 結果を測定 → 改善する


この「仮説検証のループ」をいかに早く行い、戦略を立て、ダメなところを改善していくかが、今後の店舗の競争力を左右します。


まとめ

パチンコ店における遊技客分析は、投資判断・販促施策・顧客満足の向上など、経営のあらゆる場面に直結します。データを可視化することで、感覚に頼らず論理的に運営を改善でき、再来店率の向上や離脱防止、効果的な広告配置などにもつながり、「選ばれる店づくり」の視点を明確化します。

遊技客の行動を見える化し、経営判断の材料にする。これが激しい競争環境のなかで勝ち残るパチンコ店にとっての必須条件であり、「データを読む力」が、今後の経営戦略にとって大きなヒントとなるでしょう。

しかし、店舗の遊技客分析を自店で行うことは、人手や時間もかかり、効果的ではありません。
ONEHALLのソリューションのなかでは、「遊動」を活用いただくことで、遊技客分析を低予算で簡単に把握することができます。「遊技客分析」に興味をもったホール様は、ぜひ最寄りの営業または下記よりお問い合わせください。




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ONEHALL編集部
ONEHALL編集部
遊技データサービスを企画構築するグローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社のスタッフ。Webマーケティングにまつわる有益な情報や用語等、ホール様に提供することを目的としています。
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